我が家の愛犬のトイプードル。
去年ごろからこんな症状が気になっていました。
- よく手足をなめる
- 毛の色が茶色くなってきた
- 洗っても匂いが気になる
- 黒い垢のようなものが鼻ずら、指の間についている
初めは「なめる癖がついたのかな?」なんて思っていたのですが、
気になったので、予防接種の診察の際に獣医さんに相談してみました!
診断の結果は、「酵母菌の一種が増殖して皮膚炎になっている」とのこと!!

痒かったから、ぺろぺろしてたんだよ。

なかなか気づかなくてごめんよーー!
この記事では、似たような愛犬の症状で悩んでいる飼い主さんに向けて
- 皮膚炎の原因となった菌について
- 悪化させないための対策
- ケアを初めてからの効果
をまとめていきます。
皮膚炎の原因となった菌の正体とは?
今回の皮膚炎の原因となった菌は、「マラセチア菌」
- マラセチア菌とは、酵母菌の一種
- 犬にも、人にもいる常在菌
- 増えると皮膚炎の原因になる
顕微鏡で見ると、雪だるまのような形をしている菌の一種です。
増殖するとどうなる?
マラセチア菌が増えすぎてしまうと、
- 皮膚のかゆみ
- 皮膚の炎症
- においの発生(佃煮に似たにおいでした!)
といった症状が起きてきます。
我が家の愛犬は、「黒い垢」のような形で目に見えるくらいに増えていました。
もっとひどくなると、皮膚の色素沈着にもつながるそう。
そうなる前に気づけて、本当によかった~。

なぜ菌が増殖してしまったのか
原因は、毛を濡らしたままで過ごしてしまうこと。
水に濡らすことが、菌を増殖させる原因となります。
菌が増える→痒いから、犬がなめる→毛が濡れた状態→菌の温床になる
痒くてなめてしまう行為が、菌をさらに増やすという悪循環になってしまうんですね。
家庭でできる予防策とケア
菌を増やさない予防策
我が家では、お散歩後の足を洗った後は
- タオルで拭く
- ドライヤーで乾かす
- ブラシで毛をとかし、毛に隙間を作る
を徹底するようにしました!

増えてしまってからのケア
我が家の愛犬が行ったケアは、
- 獣医さんによる20日のお薬の処方と
- マラセチア菌皮膚炎用のシャンプー
同じく、マラセチア菌が増えていると診断されたお友達ワンコは
軽度のうちに気づいたので、お薬の処方はなかったようです!
ケアを続けた結果
- 黒い垢のようなものが出なくなった!
- 匂いがほぼしなくなった!
- ぺろぺろが減ってきた!
ぺろぺろが減れば、変色した毛も、これから生え変わって綺麗な色になってくれるでしょう♩
毛の色は、涙焼けの時と同じで、一回色が変わるともう元には戻らないのですよね~。
まとめ
もし、
- 手足をよくなめている
- 毛の色が変わってきた
- 垢のようなものが出ている
- 洗っても匂いが落ちない
などの症状が愛犬に出てきたら、「皮膚炎かな?」と疑ってみるといいですね。
軽度のうちなら、薬の処方もなくシャンプーと日頃のケアで改善します。
犬は「痒いよー」と言葉に出して言えないので、私たち飼い主が早く気づいてあげるようにしたいですよね!
関連リンク
今回、愛犬の皮膚炎ケアに使ったのはこのシャンプーです!
泡立てて、毛にもみこみ5分間のパック。
洗い流して、ドライヤーで乾かして使いました!
集中ケアをしていた時期は、お散歩後の足洗の時は毎回使用し、現在は頻度を落として使うようにしています。