2020年からスタートした「かぎ針編み指導員コース」をやっと終えることができました。
修了するまでに要した期間は、約3年!!!
コース途中にも、好きなものをたくさん編んで寄り道をしたので、こんなに時間がかかってしまいました。
課題の作品が好みのデザインに仕上がらなくて、進まなかった時期もありましたが、コースを始めなければ編まなかったであろう作品(ジャケット、スカート)にも挑戦することになり、終わった今では「最後までやってよかったな~」という気持ちです。
では、3年かけて、地道に編んでいった作品たちを紹介させてください!
ショールカラーのジャケット
首回りのま~るい襟がテーマの作品です。
ふだんショールカラーを着ないので、どうしても好みのデザインが思いつかなくて、一番編むのを渋った作品です。
教本のデザインよりも丈をず〜っと長く、おしりが隠れるくらいに。裾も広げてAラインになるようにしました。アウター用なので、ゆるみもたっぷりと取っています。
使用した毛糸:ランブイエ
使用した毛糸は、横田毛糸の「ランブイエ」。かぎ針は5号ですべて編んでいます。
元のデザインより、着丈をぐっと長く、Aラインになるよう幅も広げているため、予定よりも多く糸を使用しました。
ランブイエは撚りがしっかりかかっている毛糸で、思っていた以上に模様がハッキリと出てくれました。棒針でケーブル模様を編んでも素敵に仕上がりそうですね。何より、撚りが強いと毛玉ができにくいので、長く着られそうです!
ポケットの後付け
サイドから見ると、ポケットがついています。
実はこのポケットは、製図段階では入れていなくて、完成してから「やっぱりジャケットにはポケットがないと不便だね~」ということで、身頃のとじを切ってほどき、メリヤス編みで別に編んでおいたポケットを縫い付けました。
デザインの邪魔をすることもなく、スマホが余裕で入るポケットの完成です!
後ろから見ても、前と同じ模様を入れています。
ショールカラーと背中心の模様がピタッとそろっているのが気持ちいいですね✨
テーラードカラーのジャケット
こちらの作品はマスト課題ではないのですが、襟を編まないといけなかったので、せっかく編むのなら本体も編んでみることに。
使用した毛糸: ノブレス(毛糸ZAKKAストアーズ)
麻と綿が混合になったコーン巻の変わった毛糸を使用しました。
太さにバラツキがある糸なので、出来るだけ隙間が少ない模様を選んでいます。
肌に直接あたるとチクチク感があるので、羽織ものに丁度良さそうな糸でした。
重くなりがちなジャケットも、糸が軽いので比較的軽く仕上がりましたよ~♩
ポケットは後から縫い付け
こちらもショールカラージャケットと同じく、ポケットを後付けしています。
このポケットは単純に、ポケット用に四角いものを編んで縫い付けています。
縫い付けるための代を両端に1目ずつ入れています。どこで縫っているのか分からないくらいに綺麗に仕上がりました✨
タイトスカート
スカートは、インスタで見かけたLady midnightをイメージしたミニスカートから、デザインを考えました。
柄はシンプルに、色で遊んだ作品です。
フレンチスリーブのプルオーバー
指導員コースで最初に作る作品です。
肩の線を延長して、身頃と一緒に袖を作ってしまうのが特徴です。
ノースリーブに抵抗があっても、少し袖が被ってくれるので、着やすいデザインでした。
ノースリーブのワンピース
模様はテキストの通り使用し、ハマナカのコットンを2色使ってボーダーで編みました。
ボディ横のカーブのラインや、胸のダーツが学習ポイントです。
白とグレーを交互に編むと、ダーツを入れた部分のボーダーがうまくいかなくなり、色がうまく出るように変えるタイミングを調整しました。
デニムのジージャンと合わせて着る予定でしたが、ゲージの時より少し編み方がきつくなってしまって予定より短くなってしまったのが残念ポイント。編み直しは大変なので、いつか裾を編み足そうと思います。
提出した作品はコレで全部です。
令和5年7月24日、無事に認定証をいただけました!
何かに合格したり、成し遂げて認めてもらえるのは、大人になっても嬉しいですね。
本当は指導員コースを終えたら、カリキュラムを進めるのは辞めようと思っていましたが、師匠のY先生にまた火をつけていただき、「準師範認定コース」へ進むことにしました。
好きなものを気ままに編むのも楽しいですが、苦手な事や未経験な事にも挑戦できる良いチャンスなのでコツコツ、進めるところまで進んでいこうと思います。
長い記事に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。