2020年の4月に指導員コースへ突入しました。
1つ目の提出作品は、フレンチスリーブのプルオーバー。
フレンチスリーブとは、見頃と袖が一体になったデザインで、肩をすこし覆う程度の短い袖です。
袖を別に編んでつける必要がなく、初めてかぎ針でウェアを編む方にお勧めのデザインです。
使用糸・かぎ針
元廣 リネンコットン 12玉 、かぎ針5号で編んでいます。
麻と綿が混じった糸で、編み地は固さがあり、しっかり目に仕上がりました。
触った感じは地厚ですが、リネンはとても通気性が良く、着心地よいです。
フレンチスリーブの課題ポイント
課題となるのは、袖の部分。
見頃と袖が一体になった製図で、裾から編み進めて袖は増やし目をして作っていきます。
そのため、増やし目の割り出しがしやすい模様を選ぶのがポイント。
隙間の多い模様は、割り出しがしづらいため、大きい模様よりは小さい模様が詰まったものの方が割り出しがしやすくなります。
使用した模様はオリジナル(編み図あり)
模様は私のオリジナル。
長編みの表が見えた方が編み地がきれいに見えるので、奇数段では長編み、偶数段では細編みをしています。
透かしの模様部分は、長編みをクロスさせています。
この模様は、ひまわり咲くドッグワンピースにも使用しました。
5号程度の太めのコットン、2号程度で編むレース糸20番どちらとも相性がいいです。
この模様は5目1模様。かぎ針で編むときは、左右が同じ割り出しにした方が楽なので、つくり目は、5目×模様数+半模様(2目または3目)+綴じ代2目にしておきます。
割り出し用のPDFはページ下にありますので、ご自由にご利用下さい。
縁編み
縁は、細編みとくさり編みを順番に編んでいき、2段目は前段のくさりのところに細編み、細編みはくさりで飛ばして交互になるように編む。
完成品の着画
撮影は、しまね花の郷にて。
両サイドにわずか、1.5cmのくびれのダーツを入れており、自然と身体のラインに沿ってくれました。
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