2018年の秋、日本手芸普及協会が設置している棒針指導員科をスタートし、2020年の3月に終了&認定していただきました!
講師から指導員にランクアップです!
「これから編み物を始めるんですが、資格取得コースを受けた方がいいですか?」と聞かれることがあるので、今日は編み物資格を取得するメリットとデメリットについてまとめていきますね!
日本手芸普及協会の資格取得コースの特徴
5つのレベル別に科が設置されている
私が受講しているのは、日本手芸普及協会のかぎ針・棒針編みの講座です。
日本ヴォーグ社の通信講座でも受講することができます!
棒針、かぎ針編みのそれぞれに
- 入門科
- 講師科
- 指導員科
- 準師範科
- 師範科
の5段階が設置されています。
入門科は、編み物が初めての人が対象となっており、糸の持ち方、作り目の方法など編み物の基本から学習できるコースです。コース終了時には、ベストが課題となっており、編み物に必要な基礎知識が偏りなく、学べるのが特徴です!
講師科からは、製図がメインになっていきます。
講師、指導員とランクアップしていくことで、様々な形のセーターや小物を製図し、自分のオリジナルの作品を作れるようになっていきます。
ランク別になっているので、自分が求めるレベルまで受講を選べるところが良いですね!
私が最近終えた指導員科では、課題セーター5着、小物1点の製図と作品提出が課題でした!
入門~準師範までは、認定資格を持った講師の先生のレッスンを受けることで取得することが可能です。しかし、最高ランクの師範は日本手芸普及協会の主催する講座へ通わないと取得できず、受講できたとしても、簡単には取得できないようです。
資格取得することのメリット
肩書を名乗れるようになる
ほとんどの教会では、決められた課程を終わらせると認定書がもらえて、”○○協会認定講師”と名乗ることができるようになります。
編みものの先生は、独学でもなれますし、資格は必須ではありません。
しかし、資格を持っていることで、これから編み物を習いたい方へ、安心感を与える事ができます。
編み物の知識を偏りなく学べる
どのレベルの科にも、課題があり、すべてクリアしないと、認定証をいただけません。
つまり、必然と苦手な編み方にも挑戦することになります。
実際、独学でも編み物はできるようになります。しかし、独学の場合、ついつい苦手な編み方や初めての編み方を避けてしまう人が多く、毎回似たような作品を作り続けてしまう傾向があります。
コースを一通り終えると、大抵の編み図は理解できるようになり、教室で教えてもらわなくても自分で本を見ながら、好きなものを編めるようになります。
元々、小物つくりを楽しんでおられた生徒さん。「もっといろんなものを編めるようになりたい!」と入門科コースを始められ、今は初めての着るものに挑戦されています!
自分も生徒さんに認定証を出せるようになる!
講師科を終えると、自分が講師となって「入門科を教えて、認定証を発行できる」ようになります。
編み物は、認定証がなくても楽しめるのですが、
頑張ったことを認められて症状をもらえるのは、何歳になってもうれしいです♩
教える活動をしている私も、今でも先生から認定証を授与されるときは、嬉しくてルンルンです。
認定資格のデメリット
認定料などお金がかかる
資格取得コースを受講するには、
- 教科書代
- 課題のための材料費
- レッスン代
- 認定証発行料
などのコストがかかります。
日本手芸普及協会のコースは、ランクが上がるにつれて、認定証発行料と協会への登録料が高くなります。入門科までは数千円、講師科を越えると1万円を超えるので、どこまで取得するのかはお財布との相談ですね。
仕事が斡旋されるわけではない
これは、編み物資格に限らずですが、資格取得してもお仕事の紹介はありません。
資格はあくまで「自分が学んできたことを証明するためのもの」ですからね。
しかし、仕事の紹介がなくても、資格を持っていると相手に安心感を与えられます。自分で教室を開くとなると、生徒さんを集めないといけません。その時に、資格を持っている先生か持っていない先生、どちらか選べるとしたら、持っている先生を選びたくなりますよね。
まとめ
- 日本手芸普及協会のコースは、レベル別に受講可能!
- 資格取得すると、肩書を名乗れる、生徒に認定証が出せる、知識を偏りなく学べる
- デメリットは、認定料などのコストがかかる、仕事が紹介されるわけではない
個人的には、講師を目指すわけではないのなら、「入門科」だけ受講するのがおすすめです。
コースを終えると大抵のものは自力で編めるようになり、将来的に教室に通うコストがいらなくなります。
教えることも視野に入れているのなら、講師科まで取得することを検討してみてもいいかもしれませんね!
参考になればうれしいです!
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